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2019年1月24日木曜日

[一般][Mac] メカニカルキーボードの「音」を再現する「MKS(Mechanical Keyboard Simulator)」


キーを押し下げると「カチッ」という小気味良い音
それとともに指先に感じるしっかりとした反発力。
触覚と聴覚を刺激するメカニカルキーボードの魅力は、パソコンの主流がノート型に移行した現在も人々の心を掴んで離さない。

筆者は上京してすぐ入ったプログラマーのバイトでIBMの端末を使っていたが、それにつながっていたのが、幻の名機と呼ばれる「5576-A01」だった。バックリング・スプリング機構から奏でられる玉を弾くような打鍵音とストロングな反発力は、筆者の耳と指先の記憶にしっかりと刻み込まれている。もう30年近く前の話だ。
現在も品揃えのいいショップに行けば、Cherry MXスイッチなどを採用したメカニカルキーボードを見つけることができる。

MKS(Mechanical Keyboard Simulator)は、メカニカルキーボードの打鍵音をMacで再現するちょっとマニアックなユーティリティだ。
MKSをインストールするとメニューバーに常駐し、キー入力に合わせてカチカチというメカニカルキーボードの小気味良いサウンドが再生される。ステレオサウンドに設定すれば、ちゃんと押したキーの位置からサウンドが鳴る芸の細かさ(ぜひヘッドホンで試してみてほしい)。
オプションの充実振りも特筆もの。音量調節はもちろん、3種類のサウンドから好みの打鍵音を選べたり「キーを離す音」を切り替えられるなど、とことんリアルさを追求している。いい意味で同化しているほどのマニアックさだ。

○App for Mac
作者/Bogdan 価格/無料


MKSのインストールと起動


  1. 「MKS.dmg」をダウンロードする。
  2. MKS.dmgを開いて「MKS.app」を「アプリケーション」フォルダにコピーする。
  3. MKS.appを起動。権限の設定を促す英語のダイアログが開くのでいったん閉じる。
  4. 「システム環境設定」を起動し「セキュリティとプライバシー」>「プライバシー」>「アクセシビリティ」の順にクリック。
  5. 左下の南京錠アイコンをクリックしてユーザーパスワードを入力し、アンロックする。
  6. リストにある「MKS.app」にチェックを入れる。
  7. MKS.appを起動するとメニューバーに常駐し、キーサウンドが有効になる。
  8. 終了する時はメニューバーのアイコンをクリックして「Quit」を洗濯する。


MKSのオプション設定


メニューバーにあるMKSのアイコンをクリックするとメニューが表示され、ここでMKSの設定を変更できる。音量はもちろん、キーの上げ下げやランダムピッチなど、オプションからもこのツールのこだわり振りが感じられる。

Mute Keys
サウンドをミュート(消音)する。
25% - 100% Volume
音量を4段階で設定する。
Stereo Sound / Mono Sound
サウンドのステレオ/モノラルを切り替える。
Mod Keys On / Off
修飾キーを押した時に音を鳴らすかを設定する。
Keyup Sound On / Off
キーを「離した」時に音を鳴らすかを設定する。
Randomize Pitch On / Off
オンにするとサウンドのピッチがランダムに変化し、リアルに鳴る。
Tappy Profile 1 / 2 / Clicky Profile
サウンドの種類を3種類から選択できる。


楽しいだけじゃなく、実用性もある


当然ながらメカニカルキーボードのキータッチは再現されないが、打鍵音だけでもそれなりの雰囲気が楽しめる。かつてメカニカルキーボードで仕事をしていた身としては、当時の感覚が戻るような戻らないような。
ヘッドホンを使えば、騒音問題でメカニカルキーボードを諦めていたユーザーにも安心だろう。

MKSは趣味的なユーティリティに見えるが、実用性もある。ストロークが浅く打鍵感が乏しいキーボードでブラインド入力すると、たまに湯力漏れをしてしまうことがあるが、このユーティリティを使えばサウンドでキー入力を確実に確認できるようになる。

メカニカルキーボードを使ったことがある人もそうでない人も、タイピングがちょっと楽しくなる「MKS」。体験してみてはいかがだろうか。


2018年12月24日月曜日

[一般]「Googleマップ」でサンタさんの現在地がわかるよ。

Googleマップ for iOS Screenshot

おそらくクリスマス期間限定。
モバイル版「Googleマップ」アプリで、サンタクロースの現在位置が確認できるようになっている。(iPhone版にて確認)
使い方は簡単。メニューを開き、「現在地の共有」を開くと「サンタクロースさん」が現在地を共有してくれている。ユーザー側で現在地を共有する必要はないようだ。
これをタップすると、現在地をマップ上に表示して、サンタさんが今どこで何をしているかがわかる。今現在(12/24、0:18)は、「空を移動中」「プレゼント配達中」とのことだった。
「サンタを追いかけよう」をタップすれば、ブラウザが開いてミニゲームも楽しめる。(多分。筆者は見えないのでプレイできるかはよくわからず)
もし表示されないようなら、アプリのアップデートを確認してみよう。

これからサンタさんがどのようなルートで移動するか、チェックしてみてはいかがだろうか。
ではみなさま、よいクリスマスを。


2018年12月23日日曜日

[一般] Macの「ボイスメモ」で録音データを取り出す方法と入力ソースのお話。

macOS Mojave、ボイスメモのスクリーンショット

macOS Mojave (10.14)で登場した標準録音アプリケーション「ボイスメモ」。
これまでMacでオーディオを録音するには「QuickTimeプレイヤー」かサードパーティー製アプリを使用するしかなかったが、これでMacでも手軽に録音できるようになった。
まずはMac版ボイスメモの特徴をおさらいしよう。

iCloud Driveを経由してiOSデバイスの「ボイスメモ」と瞬時に同期できる
録音した音声をメールやメッセージなどへ共有できる
録音したデータのトリミング、再録音が可能
録音する音声品質は2種類から選べる
位置情報をもとに録音名をつけられる
削除したデータは設定に応じて一定期間保存される


録音データをFinderにコピーする


録音したデータはツールバーの「共有」から外部アプリへ渡せるが、Finderにコピーすれば、好みの音声編集アプリで開いたり、ムービーの音声トラックに利用するなどさらに活用範囲が広がる。
ただ、ボイスメモのメニューからは音声データをエクスポートする機能はよういされていない。でもご安心。ちゃんとできます。
Finderへコピーする方法は2通り。

1. 録音リストから保存したい録音名をFinderへドラッグ&ドロップする

2. Finderで「ライブラリ」を開き(「移動」メニューでOptionキーを押してアクセスできる)、「/Application Support/com.apple.voicememos/Recordings」を開くと、その中に「.M4A」形式のファイルが保存されている。これが録音データなのでこれをコピーする。

なお「ライブラリ」の中のファイルやフォルダを不用意に改変するとmacOSやアプリケーションの動作が不安定になる可能性があるので注意。録音データを取り出す場合も、ファイルをコピー、保存先にペーストして保存し、録音の削除は「ボイスメモ」アプリ上で行うようにしよう。


録音元となる入力ソースを選ぶ


「録音」ボタンをクリックして録音したボイスメモを確認しても、思ったような音が入っていない、という場合は「入力ソース」を確認しよう。iPhoneではマイクからのみ録音可能だったが、Macでは様々な音源から録音できるようになっている。

「ボイスメモ」で録音する音声は、システム環境設定の「サウンド」パネルを開き、「入力」タブにある「サウンド入力装置」で選択できる。BluetoothマイクやUSBカメラなどを接続した状態でMacBookのマイクから録音したい場合などはここから入力ソースを選ぶ必要があるかもしれない。
また、オーディオ入力が可能なMacやUSBオーディオインターフェイスを使えば、ライン入力で高音質な録音もできる。録音レベルもここから設定可能だ。

※本記事はmacOS Mojave 10.14.2にて執筆しました。


2018年12月20日木曜日

[一般] にわかに活況!? Apple Booksのオーディオブック最新事情。

Apple Books for iPhone Screenshot

スマートフォンやタブレット端末の普及により、読書は電子書籍で、というユーザーが増え続けている。そして成長を続ける電子書籍マーケットの中でも、新しい読書スタイルとして注目されているのがオーディオブックだ。
米Amazon傘下の「Audible」を筆頭に、オーディオブック市場は広がりを見せつつあるが、古株でありながら今ひとつ精彩を欠いているのがアップル。2018年秋には、iOS12のリリースに合わせ電子書籍アプリのブランドを「iBooks」から「Apple Books」にリニューアルしたものの、あまり話題にならないという状況だ。Apple Booksにオーディオブックのカテゴリが存在していることに気がついていないユーザーも少なくない(と思う)。Apple MusicやAppStoreの盛況ぶりとは対照的に見える。

だがこのところのオーディオブック市場の盛り上がりに反応したのかはわからないが、Apple Booksでのオーディオブックに関するいくつかのニュースが入ってきた。

2018年12月14日、アップルは同社が運営する電子書籍ストア「Apple Books」にて、iTunes Connectを通したオーディオブックの販売を開始すると発表した。これで、オーディオブックコンテンツを持つ会社はAppleのBooksアプリのストアで自社のオーディオブックを販売できるようになる。、
そして12月18日、オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンクが、Apple Booksにオーディオブックを提供するニュースが報道されている。これで、Apple Booksにおけるオーディオブックのラインナップのさらなる充実が期待できる。

また海外では12月17日、Apple Booksで、6タイトルの無料オーディオブックを配信するというニュースもあった
これらの作品は、これまでApple Booksで無料公開されていたパブリック・ドメインの書籍を有名俳優やコメディアンによりナレーション収録したもの。「オズの魔法使い」「秘密の花園」「くまのプーさん」といったクラシックな名作がラインナップされている。ただ残念ながら、日本からはダウンロードできないようだ。
無料オーディオブックは、Apple Booksでオーディオブックを楽しむ最初のきっかけになる。無料ブックでオーディオブックの良さを体験した後、そこに読みたい本がラインナップされていれば、自然とユーザーは増えていくだろう。

Apple Booksには、iPhoneですでにアプリなどを購入しているユーザーなら、その決済情報を用いて簡単に電子書籍やオーディオブックを購入できるというアドバンテージがある。無料で読める作品の提供や、注目作品をラインナップすることで、Apple Booksにアクセスするユーザーが増えれば、オーディオブック全体の活性化にも繋がるに違いない。

関連リンク:


2018年12月19日水曜日

[一般] 実はかなり使える!? iPhoneの「低電力モード」。

iOS12のバッテリー設定画面

外出先で活動することが多い人々にとって、スマートフォンのバッテリー問題は深刻だ。モバイルバッテリーなどで対策したつもりでも、肝心のバッテリーが充電されておらず、慌ててコンビニにダッシュした経験もあるだろう。いや、近くにコンビニがあるだけそれはまだ運が良かったと言えるかもしれない。

iPhoneのバッテリーを、できるだけ長持ちさせるTipsにはさまざまなものがあるが、最も簡単で効果が高いのが「低電力モード」を有効にする方法だ。iPhoneのバッテリー残量が20%を切ると、このモードを有効にするよう通知が開くので、この名前だけは知っているというユーザーは少なくなりだろう。

だがこのモードを有効にすると何が起きるのか、戻せなくなるのではないかと心配して低電力モードを使ったことがないユーザーは意外と多い。
低電力モードの仕組みを理解し、このモードをうまく活用できるようになれば、バッテリーの心配はかなり軽減されるはずだ。


低電力モードの使い方


低電力モードを切り替えるには、3つの方法がある。

  • 設定>「バッテリー」から切り替える
  • コントロールセンターに「低電力モード」を追加して切り替える
  • バッテリー残量が20%を切ったタイミングで表示される通知から切り替える

低電力モードがオンになると、ステータスバーのバッテリーアイコンが「黄色」に変化し、残量が%表示されるのでひとめでわかるはずだ。Voiceoverユーザーは、バッテリーアイコンにカーソルをフォーカスすれば「低電力モード」と読み上げる。

設定やコントロールセンターから低電力モードオンにした場合は、手動でこのモードをオフにするまで低電力モードのままになる。通知からオンにした場合は、充電し残量が80%を超えれば自動的にオフになる(手動でオフにすることも可能)。


低電力モードで影響する機能


では低電力モードをオンにすると、iPhoneはどのような状態になるのか。
このモードは基本的に、iPhoneのパフォーマンスを一時的に落とすことで電力消費をセーブする。そのほか、いくつかの機能が制限される。以下が、影響のある機能のリストだ。

  • 画面の自動ロックを30秒に固定
  • 一部の画面エフェクトをオフ
  • 「Hey Siri」をオフ
  • メールのフェッチ受信をオフ
  • アプリのバックグラウンド更新をオフ
  • 自動ダウンロードをオフ
  • iCloudのフォトストリーム更新を一時停止

最も影響があると思われるのがメールのフェッチ受信だが、「メール」を開いて手動で受信することは可能。もちろん電話やSNSのやりとりにも影響しない。これらの影響を受けないのであれば、外出中は常に低電力モードを有効にすることで、バッテリー駆動時間の大幅な改善が期待できる。
高度な画像編集処理など能力を求められるアプリを使う場合、動作が重くなる可能性があるが、その時だけ低電力モードを切るようにすれば問題ないだろう。


バッテリー節約術っていろいろあるけど…


巷には、iPhoneのバッテリー節約Tipsが溢れかえっている。中にはかなり眉唾なものもあるが、これらは、大きく3種類に分けられると筆者は考えている。

1.日常のメンテナンスで対処する方法
不要な通知や位置情報サービスを無効にしたり、不要なアプリを削除するなど、iPhoneの状態をできるだけ無駄のない状態にメンテナンスすることでバッテリー消費を抑えるアプローチ。

2.設定の切り替えで対処する方法
TPOに合わせ、Wi-FiやBluetoothをオフにしたり、画面の明るさを調節するなど、日常使っている設定を一時的に変更することでバッテリーの持ちを改善させるアプローチ。

3.ハードウェア的な対処法
モバイルバッテリーを持ち歩く、iPhone内蔵バッテリーを交換するアプローチ。

世間的には「2.」のアプローチをよく見かけるきがするのだが、いざ実践しようとすると、いちいち設定を切り替えるてまを感じるし、帰宅してうっかりWi-Fiをオンにし忘れデータ通信量を無駄にしてしまう、なんてこともよくあるお話。結局いつの間にかそのような工夫も忘れ、外出先でバッテリー切れに難儀するというループに突入しがちだ。いくら効果的なTipsでも、継続して使い続けられなければ意味はない気がしなくもない。

その意味でも「低電力モード」はシンプルで覚えやすく、影響する機能も限定的。なおかつパフォーマンスを落とすという根本的な対策を実行できるので効果もてきめんだ。
今まで使ったことがなかったiPhoneユーザーは、一度この機能の実力を体験してみてはいかがだろうか。

関連リンク:

※この記事はiOS 12.1.1にて執筆しました。


2018年12月18日火曜日

[一般] 夜の読書も快適に。iPhoneの画面を暗くする4つの方法


iPhone Screenshot

朝起きてから就寝まで、日がな一日スマートフォンから目が離せないという人は少なくないのではないか。今やスマートフォンは、日常生活になくてはならない存在になっている。
だが一方で、スマートフォンを長時間使うことによる弊害も指摘されるようになってきた。その中でも目立つのが、ディスプレイカラ放射されるブルーライトが健康を脅かすというもの。スマホを長時間見ていて、目の疲れはもちろん、肩こりや睡眠不足などの不調を感じた経験があるユーザーもいるかもしれない。

本来ならスマホを使用する時間を短くするのがベストだろう。だがそれがもし難しいのであれば、せめて目の負担をできるだけ抑える工夫くらいはしたい。例えば就寝前、部屋を暗くしてスマホで読書やSNSを眺める時、画面を通常通りの明るさのままにしていないだろうか? このような状況では、スマホの画面はできるだけ目に負担が少ない明るさに調節するべきだ。

iPhoneには、ディスプレイの明るさを調節する設定が複数用意されている。設定によっては、通常の明るさ設定の限界を突破した「暗さ」を実現できる。
一日の締めくくり、就寝前のリラックスしたスマホタイムを、少しでも快適にするためにも、自分に最適な「画面の暗さ」を追求しよう。


Level 1:基本は明るさの調整とナイトシフト


まずiPhoneユーザーなら知っているとは思うが、念のため確認の意味で解説しよう。画面の明るさの調整は、「設定」の「画面表示と明るさ」から行える。

1.「設定」を開き、「画面表示と明るさ」をたっぷ
2.「画面の明るさ」スライダを動かして明るさを調節する

また、どのアプリを開いていても、画面の一番下から1本指で上へスワイプすれば「コントロールセンター」が開く。この中にある「明るさ」のスライダを調節しても明るさを調節できる。昼は明るく、夜は暗くといった感じで頻繁に調節するときはコントロールセンターがラクだろう。

さらに「画面表示と明るさ」設定では「ナイトシフト」という機能を利用できる。このモードを有効にすると、画面全体のカラーが暖色系に切り替わり、目の疲労を軽減する効果が期待できる。ナイトシフトは即時オンにできるほか、時間を指定して自動的に切り替えることも可能だ。
また画面の明るさやナイトシフトはSiriに頼んで設定を変更することもできる。「画面を明るくして」「ナイトシフト オン」などと話しかけて見よう。

ただこの「画面表示と明るさ」設定では、一定以上、画面を暗くすることはできない。人によってはまだまだ「まぶしい」と感じるレベルだろう。


Level 2:アクセシビリティのカラー反転を活用


iPhoneの画面は基本、白い背景の上にテキストやイメージを表示するデザインに設計されている。しかし、暗い場所ではどんなに画面の明るさを暗く設定しても、この白い背景がとても眩しく感じてしまう。また消灯した航空機の中や、隣で誰か寝ているときにはiPhoneのディスプレイから放射される白い光はかなり目立つし、場合によっては大きな迷惑にもなりかねない。
iPhoneには、目が見えにくいユーザーのために負担なくディスプレイを見られるための設定が用意されている。「色反転」もそのうちの一つだ。この機能を使えば、画面のカラーが反転する。つまり白基調の画面が、黒をベースにしたデザイン、いわゆる「ダークモード」に変更される。この機能を有効にし、さらに明るさを暗く調節すれば、画面の明るさをかなり抑えることができ、夜の読書も快適になる。
なお色反転は「ナイトシフト」との併用はできないので注意。

色反転には「反転(「スマート)」と「反転(クラシック)」の2種類があり、前者は基本的なUIのカラーだけを反転しイメージやアイコンの色は変わらないのに対し、後者はイメージを含めた全ての要素が反転する。どう考えても前者の方が便利そうだが、利用するアプリによっては「反転(スマート)」には対応していない場合があるので気をつけよう。

1.「設定」を開き、「一般」をタップ
2.「アクセシビリティ」、「ディスプレイ調整」の順にタップ
3.「色を反転」をタップ
.4.「反転(「スマート)」もしくは「反転(クラシック)」を有効にする

色反転はSiriを使ってもオン/オフできる。Siriに「色反転 オン」「スマート反転 オン」と伝えてみよう。戻すときは「~オフ」でOK。
またアクセシビリティのショートカットに「色反転」を設定すれば、ホームボタンまたはサイドボタン3回押しで反転のオン/オフを簡単に切り替えられる。

1.設定を開き「一般」をタップ
2.「アクセシビリティ」、「ショートカット」の順にタップ
3.「色を反転(スマート)」もしくは「色を反転(クラシック)」にチェックを入れる

これでホームボタンもしくはサイドボタン(iPhone X)を3回押せば色反転機能をオン/オフできる。なおショートカットで2つ以上の項目を有効に設定した場合は、機能を切り替えるメニューが表示されるので、それぞれの色反転機能をタップしてオン/オフを切り替える。さらにアクセシビリティのショートカットは、コントロールセンターから開くこともできる。


Level 3:ズーム機能の「低照度」フィルタを使う


「ズーム」機能も、iPhoneに搭載されている視覚サポート機能の一つ。
この機能にも、iPhoneの画面を暗くするための設定が用意されている。

1.「設定」を開き、「一般」をタップ
2.「アクセシビリティ」、「ズーム機能」の順にタップ
3.「ズーム領域」を「フルスクリーンズーム」に設定
4.「ズーム機能」をオンにする

ここでiPhoneの画面が拡大表示される。慌てないよう、ズーム機能での操作を覚えておこう。今回は画面を暗くするのが目的なので、ズーム比率は等倍にしておく。

ズームの有効化:3本指ダブルタップ
ズーム領域の移動:3本指でドラッグ
拡大倍率を変更:3本指でダブルタップしたままドラッグ

画面の拡大率が標準状態に戻ったら、「ズームフィルタ」を「低照度」に設定する。これで画面全体の明るさが一段階低くなる。試しにコントロールセンターで明度を低くすれば、通常よりもさらに画面を暗く設定できる。
色反転での解説と同様、アクセシビリティのショートカットを設定しておけば、ズームのオン/オフで画面の明るさを簡単に暗くできるようになる。

1.設定を開き「一般」をタップ
2.「アクセシビリティ」、「ショートカット」の順にタップ
3.「ズーム機能」にチェックを入れる

これでホームボタンもしくはサイドボタン(iPhone X)を3回押せばズーム機能をオン/オフできる。なおショートカットで2つ以上の項目を有効に設定した場合は、機能を切り替えるメニューが表示されるので、「ズーム機能」をタップしてオン/オフを切り替える。

もちろんズーム機能は画面を暗くするためだけでなく、本来の目的である「画面を拡大」するために使うのも便利だ。ピンチアウトでは拡大できない写真をズームして調べたり、小さくて読みにくいゲームのステータス表示を確認する時などに活用しよう。


Level 4:それでも明るいと感じるなら「ホワイトポイント」を下げる


ここまでの設定でも、まだ画面が明るい、目が疲れるとお嘆きなあなたに、最終兵器をご紹介しよう。
それが「ホワイトポイント」の調整だ。
ホワイトポイントとは、画面の中で最も明度の高い部分を指す。この部分の明るさを低く設定することで、「全く見えなくもないが、ほぼ見えない」レベルにまで画面を暗くできる。そこまで暗くしなくても、コントラストも下がるため、より目に優しい画面に設定できる、という効果もある。
極限まで画面を暗くすれば、真っ暗な環境でも目に負担をかけずにディスプレイを見られるはず。ここまでくると、既に「夜の読書」というよりは、どこまで画面を暗くできるかのチャレンジ的な意味合いも出てくるような感じだ。

1.「設定」を開き、「一般」をタップ
2.「アクセシビリティ」、「ディスプレイ調整」の順にタップ
3.「ホワイトポイントを下げる」をタップ
4.「ホワイトポイントヲサゲル」をオンにする
5.スライダで明るさを調整する

もちろんホワイトポイントの調整も、アクセシビリティのショートカットに登録して、ホームボタンやサイドボタンから一発切り替え可能。

1.設定を開き「一般」をタップ
2.「アクセシビリティ」、「ショートカット」の順にタップ
3.「ホワイトポイントを下げる」にチェックを入れる

これでホームボタンもしくはサイドボタン(iPhone X)を3回押せばホワイトポイントを下げる機能をオン/オフできる。なおショートカットで2つ以上の項目を有効に設定した場合は、機能を切り替えるメニューが表示されるので、「ホワイトポイントを下げる」をタップしてオン/オフを切り替える。


程よい「暗さ」で快適なiPhone生活を


おなじみのものから「そこまで暗くしろとは一定ない」レベルまで、iPhoneの画面を暗くする方法を解説した。
とかくディスプレイの美しさがアピールされがちな昨今ではあるが、目の健康を考えれば、必ずしも美しく明るいディスプレイばかりが正義ではない。今後はTPOに合わせて、ディスプレイの明るさ、いや「暗さ」を意識することが重要な時代になってくるだろう。。
画面を暗くして、明るく健康的なスマホ生活を楽しもう。

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