macOS Mojave (10.14)で登場した標準録音アプリケーション「ボイスメモ」。
これまでMacでオーディオを録音するには「QuickTimeプレイヤー」かサードパーティー製アプリを使用するしかなかったが、これでMacでも手軽に録音できるようになった。
まずはMac版ボイスメモの特徴をおさらいしよう。
• iCloud Driveを経由してiOSデバイスの「ボイスメモ」と瞬時に同期できる
• 録音した音声をメールやメッセージなどへ共有できる
• 録音したデータのトリミング、再録音が可能
• 録音する音声品質は2種類から選べる
• 位置情報をもとに録音名をつけられる
• 削除したデータは設定に応じて一定期間保存される
録音データをFinderにコピーする
録音したデータはツールバーの「共有」から外部アプリへ渡せるが、Finderにコピーすれば、好みの音声編集アプリで開いたり、ムービーの音声トラックに利用するなどさらに活用範囲が広がる。
ただ、ボイスメモのメニューからは音声データをエクスポートする機能はよういされていない。でもご安心。ちゃんとできます。
Finderへコピーする方法は2通り。
1. 録音リストから保存したい録音名をFinderへドラッグ&ドロップする
2. Finderで「ライブラリ」を開き(「移動」メニューでOptionキーを押してアクセスできる)、「/Application Support/com.apple.voicememos/Recordings」を開くと、その中に「.M4A」形式のファイルが保存されている。これが録音データなのでこれをコピーする。
なお「ライブラリ」の中のファイルやフォルダを不用意に改変するとmacOSやアプリケーションの動作が不安定になる可能性があるので注意。録音データを取り出す場合も、ファイルをコピー、保存先にペーストして保存し、録音の削除は「ボイスメモ」アプリ上で行うようにしよう。
録音元となる入力ソースを選ぶ
「録音」ボタンをクリックして録音したボイスメモを確認しても、思ったような音が入っていない、という場合は「入力ソース」を確認しよう。iPhoneではマイクからのみ録音可能だったが、Macでは様々な音源から録音できるようになっている。
「ボイスメモ」で録音する音声は、システム環境設定の「サウンド」パネルを開き、「入力」タブにある「サウンド入力装置」で選択できる。BluetoothマイクやUSBカメラなどを接続した状態でMacBookのマイクから録音したい場合などはここから入力ソースを選ぶ必要があるかもしれない。
また、オーディオ入力が可能なMacやUSBオーディオインターフェイスを使えば、ライン入力で高音質な録音もできる。録音レベルもここから設定可能だ。
※本記事はmacOS Mojave 10.14.2にて執筆しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。