2018年7月23日月曜日

Seeing AI 2.3 リリース。フォトライブラリの解析が可能に。


フォトライブラリの写真にAIによる説明を付加


マイクロソフトのiPhone用視覚障害者向け画像認識アプリ「Seeing AI」が、バージョン2.3にアップデートされました。

バージョン 2.3の新機能:

• Seeing AI now lets you browse photos on your phone, including hearing descriptions of the objects, people, text, and location. We appreciate your early feedback as we continue to develop this feature. Select "Browse Photos" from the menu.
• Optimized performance when recognizing photos shared from other apps.
• Now available in 18 new countries, bringing availability to 70 countries: Albania, Ghana, Iceland, Israel, Jordan, Kenya, Liberia, Madagascar, Macedonia, Nigeria, Norway, Papua New Guinea, Russia, Sierra Leone, South Africa, Switzerland, Tanzania, Zimbabwe.

今回のアップデートで、iPhoneの写真ライブラリに保存されているイメージの解析に対応しました。

使い方は、「Menu」>「Browse Photos」をタップ。写真が日付順にリストアップされるので、認識させたい写真を開きます。
Voiceover操作ならダブルタップです。写真を開くと解析処理が開始され、写真の説明が読み上げられます。説明は英語です。
「More」ボタンで撮影地などを参照、「Share」で写真の共有。「Delete」で写真を削除できます。
解析画面で左右スワイプ(Voiceovewr操作なら3本指スワイプ)すれば、前後の写真に移動し、イメージが解析されます。

一度解析した写真は解析結果が保存され、サムネイルにカーソルをフォーカスするだけで、写真の説明が読み上げられるようになります。カメラで撮影しておいた写真をメールやSNSへ送る時に、この機能を使えば送信ミスが防げるかもしれません。写真の解析にはネットワーク接続が必要なので、事前にWi-Fi環境で写真を解析しておき、外出先で利用するという使い方もできるでしょう。
「Re analize」ボタンで写真の解析をやり直すことも可能。例えば顔認識で新しい人物を登録すれば、解析し直すことで、人物名が説明されるようになります。

これまではカメラで撮影したイメージしか解析できませんでしたが、これで活用の幅が大きく広がりそうです。


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