2019年1月21日月曜日

ビデオゲームとアクセシビリティにまつわる最近のトピックス

※このブログのゲーム・アクセシビリティに関する記事はこちら

また一時期書いていたTopicsでも頻繁にゲーム・アクセシビリティに触れていますのでこちらもどうぞ。


2019年に入ってから、ゲーム関連のアクセシビリティ・トピックスが目立つようになってきたので、ちょっとピックアップ。
今年は米国を中心にゲーム関係で色々な動きが見られるかもしれない。少なからず日本への影響もあるだろう。多分。


CVAA法に基づくアクセシビリティ実装義務化


2019年1月1日から、米国内で開発されるビデオゲームは、CVAA法(21 世紀の通信と映像アクセシビリティ法)に基づくアクセシビリティ機能の実装が義務付けられる。これ以前にリリースされた作品でも、大幅なアップデートを実施する場合は対象となる。また2018年12月末をまたいで開発されている作品については可能な限り準拠が求められるが、開発状況により考慮される。
CVAA法に違反しているとしてクレームを受けたメーカーは、FCCを介して調停を受けることになり、ソフトウェアの改善に努めなければならない。調停が不調に終わった場合は最悪ペナルティが課されるという。

CVAA法は放送・通信などの最新技術のアクセ
シビリティを規定する法律で、2010年にオバマ大統領によって調印された。ビデオゲームについては業界団体からの要請により摘要を猶予されていたが、その期限が2018年末に切れた。
対象になるのはゲーム内に設置されたチャット機能(テキスト、ボイス)、およびチャットに関連するユーザーインターフェイス。配色や音声読みあげ、クローズドキャプションなどガイドラインに沿ったアクセシビリティが確保されなければならない。
この法律ではゲーム内容そのものへのアクセシビリティは求めていないが、チャットはオンライン対応の作品であれば実装されていることが多いため、影響は小さくないだろう。

関連リンク:


歴代ブラインド・ゲームの紹介


2019年1月4日は、初めての「世界点字デー」。
これを記念して、ゲーム情報サイト「GameRevolution」が、歴代ブラインド・ゲームの名作を紹介する記事を公開している。
1997年にセガサターンでリリースされた「リアルサウンド風のリグレット」を皮切りに、コンシューマ機からパソコン、スマートフォン、さらにはスマートスピーカー用まで全10作品が紹介されている。
ゲームボーイアドバンスでリリースされた任天堂の「bit Generations Soundvoyager」、リメイクしてSwitchで出ないかなあ。

余談だが、ずいぶん前(もちろん見えていた頃)に読んだ吉田戦車「はまり道」のネタに「ラジオゲーム」というものがあったことを憶えている。クラシックなラジオにコントローラーを繋いだビジュアルだったが、今にして思うとすごく欲しいガジェットだ。

関連リンク:


ゲームのアクセシビリティに関する注目記事



2018年におけるゲームのアクセシビリティまとめ。最大の収穫は「Xbox Adaptive Controller」の登場、最もアクセシブルなゲームとして「Marvel’s Spider-Man」と「Celeste」が挙げられている。一方で任天堂に対してはアクセシビリティへの取り組みが不足していると指摘。
そういえば少し前、全盲の少年が「ゲーム天国」をクリアしたという手紙に対して任天堂が返事をしたという話題が美談として報じられたが、そこからゲームをアクセシブルにするといった動きに繋がらなかったのは残念に思ったのを今思い出した。ゲームがアクセシブルなら、もっと多くのゲーマーが楽しめるのにね。


この記事では障害者のゲーム参加の現状、人気ゲームタイトルに見られたアクセシビリティ問題、Xbox Adaptive Controllerなど最近のゲームにおけるアクセシビリティの話題を挙げ、その必要性と解決策を提案している。



独自に障害ゲーマー向けコントローラーを製作する青年の活動。記事中にあるEA Sportsの「Madden football]のアクセシビリティ・オプションの話が興味深い。

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