2022年1月、スコットランドの視聴覚リハビリテーション施設Forth Valley Sensory Centreで、視覚障害者を導く誘導ロボット「Pepper」がお披露目されました。このデモンストレーションにあたってはRNIBスコットランドなどの支援団体も協力しました。
この名前を聞くと、どうしてもかつて話題になったコミュニケーションロボット的なあれを思い浮かべてしまいますが、記事を読む限りそのような記述はなく無関係のようです。ただ人間っぽい姿をしているようなので、もしかしたら関係がある可能性も捨てきれません。写真が見られないので判断できないのが残念です。
それはさておき、PepperはGlasgow大学のCommunication, Sensing and Imaging (CSI)の研究チームによって設計・開発された自律走行型ロボットです。建物内のレイアウトを学習し、視覚障害者を障害物を避けながら目的の場所まで案内します。いわゆる「盲導犬ロボット」的なコンセプトですね。デモンストレーションの様子を収めた動画を見ると、おしゃべりもできるようです。
このロボットに関する詳しい情報は見つけられなかったのですが、イメージとしては次世代移動支援技術開発コンソーシアムによるAIスーツケースに近いものと考えられます。
Pepperはデモンストレーションのために制作されたものであり商用化はされないようですが病院やショッピングセンターなど屋内限定である程度決められたルートを誘導する目的であれば、結構実用性は高いかもしれません。
参考:Guiding the Future | Forth Valley Sensory Centre
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