2020年9月14日月曜日

A11Y Topics #007。スペインのアクセスできない接触追跡アプリ、米国ADA訴訟が減少など。

※乱文・誤変換ご容赦です。
※誤訳・読解力不足多々あると思います。元記事も併せてご覧ください。

スペイン。接触追跡アプリのアクセシビリティが問題に。


スペイン政府が公式にリリースしたCovid-19感染者接触追跡アプリ「RadarCOVID」が、視覚障害者にとってアクセシブルでないことがわかり問題になっている。このアプリはスマートフォンのスクリーンリーダーに対応しておらず、初回起動時に現れるプライバシーポリシーの確認画面から先へ進むことができない。またアプリのメイン画面にあるボタンやタブにはラベルがつけられておらず音声で使用することが難しいという。
スマホ使いの視覚障害者にとっては日常的に遭遇するガッカリアプリの典型だが、公共性の高いアプリだけに残念な感じは否めない。場合によっては健康や生命を危険に晒す可能性もあり、早急な改善が求められるだろう。
接触追跡アプリは世界各国でリリースされているが、各所でアプリ自体やその関連情報へのアクセシビリティの不備が指摘されている(インドニュージーランドオーストラリア)。今月下旬には英国で同様のアプリがリリース予定だが、果たしてアクセシビリティは確保されているのだろうか。なお日本のCOCOAは今のところ使えている。

米国。Covid-19の影響でADA Title III訴訟数が激減。


いまだCovid-19感染拡大の終息が見通せない米国。そんな中、2020年前半に連邦裁判所に提起されたADA Title III関連の訴訟数が前年と比べ大幅に減少したことが報じられている。
ADA Title III訴訟は米国の中でもカリフォルニア、ニューヨーク、フロリダの3州が吐出して多く、その数は右肩上がりで増加し続けてきた。だが今年の4月、5月にこれらの州で厳しい外出規制が実施されたことで訴訟の数が大幅に減少、その結果が全体の数に影響を及ぼしたようだ。
ただ経済活動が再開されるにつれ訴訟の数は再び増加傾向にある。Covid-19流行に伴い一気に需要が高まったネットショッピングやリモート教育、テレワークなどのデジタルアクセシビリティの問題、マスク問題など新たな火種がくすぶり始めたこともあり2020年後半は急激な増加へ転ずる可能性もある。
Covid-19の影響はこんなところにも現れてくるのだなあ。詳しい数字などは元記事をどうぞ。

Google Playゲーム、視覚アクセシビリティの絞り込み検索に対応。


GoogleがAndroid上のPlay Gameストアアプリに新しい検索フィルタを追加したと報じられている。検索セクションにある「詳細表示」をタップすると、有料/無料、広告の有無、アプリ内購入の有無などの条件を指定して検索結果を絞り込むことができるようになったとのこと。ここで注目したいのがBlind Accessibilityという検索条件。これを使えば視覚アクセシビリティに対応しているゲームを検索結果から絞り込めるようだ。
現在手元にまともなAndroid端末がないためまだ確認はできていないのだが、これがどのレベルのアクセシビリティを指すものなのか、そもそもどれだけヒットするものなのか興味深い。もしこの機能が実用的に動くのだとしたら結構大きな影響をもたらす変更ではないかと思ったりする。
ユーザーがアクセシぶるなゲームの情報を得やすくなると同時に、開発者に対しアクセシビリティを意識させる一つのきっかけになるかもしれない。まあ本当はこんなフィルタしなくても、全部のゲームがアクセシブルであるべきなんだけどね。

触覚を感じられるグローブ型ウェアラブルデバイスを開発。


オーストラリア、ニューサウスウェールズ大学の研究者は、圧力や振動などの触覚を感じることができる手袋方のウェアラブルデバイスのプロトタイプを開発した。手袋の指先内部には3-Way指向性skin stretch device (SSD)と呼ばれる筋肉を模したアクチュエーターが備えられており、装着者はこれを通じて指先に自然な触覚を感じられるという。従来の類似技術と比べ、ソフトで軽量、薄い素材であるため、より幅広い用途に用いることができると研究者は騙る。
コノデバイスは遠隔医療やVRなどのエンターテイメント分野への応用が考えられているが、視覚リハビリテーションにおいても障害物などの情報伝達や指点字などさまざまな用途が考えられるだろう。
Covid-19感染拡大により人同士の接触が避けられている昨今、このような仮想触覚デバイスが求められているのかもしれない。でも手袋型デバイスって、なかなか実用化されないんだよね。

イタリア。QRコードで視覚障害者の買い物を支援するシステム。


イタリアのスタートアップが開発した「Narrative Label」は、QRコードを用いて視覚障害者のショッピングを支援するシステムだ。商品パッケージに貼付されたQRコードをスマートフォンでスキャンすればその商品の詳しい情報を音声で読み上げてくれる。将来的に食品メーカーと協力し、視覚障害者の利便性向上を目指すという。
小売店における慢性的な人手不足が叫ばれる昨今、テクノロジーによる視覚障害者の買い物支援は喫緊の課題だろう。電子タグからバーコード、QRコード、コンピュータビジョンに至るまで様々なソリューションが検討されているが本命はどれだろう? 全盲でも一人で颯爽と無人コンビニを利用できる日が待ち遠しいね。

eコマースのアクセシビリティはWebに限らないというお話。


Amazonは全ての出品者に対し顧客とのコミュニケーションに関するガイドラインを改定し、連絡メールに絵文字やアニメGIF、Typoを使わないなどアクセシビリティに関する幾つかの規定を追加した。このガイドラインは2020年11月3日より適用される。
これらの規定は顧客からの苦情をもとに制定されたとのこと。確かにマーケットプレースなどから商品を購入した場合、送られてきたメールがスクリーンリーダーでは読みにくい、なんてこともあった記憶がある。このようなメールにはキャンセルポリシーなど重要な情報も含まれているため、アクセシビリティには極力配慮して欲しいものだ。
ネット通販のアクセシビリティというとどうしてもWebだけに目が行きがちだが、メールのアクセスは意外な落とし穴なのかもしれないと思ったのだった。
あと全然関係ないけど最近、かなり頻繁にAmazonを騙るフィッシングメールが届くようになってきた。まあ自分の名前が記載されていないので即ゴミ箱行きなのだが、かなり紛らしいのも事実。皆さんも引っかからないよう、くれぐれもお気をつけください。

iPhone向けOCRアプリ「Voice」がアップデート。


iPhone使いの視覚障害者なら、それぞれお気に入りのOCRアプリを持っているだろう。
定番の「OCR Pro」、無料なら「Seeing AI」や「Google翻訳」、協力なリアルタイムOCRが魅力の「Envision AI」など選択肢はさまざま。そんな中で筆者が常用しているアプリが「Voice」。9月4日にV5.01へアップデートされた。
Voiceはドキュメントの撮影とOCR処理の指示を音声コマンド(Capture、Read)で行えるのが特徴で、画面に触れることなく書類の読み上げができる。他にも書類のエッジ検出や複数ページをまとめて処理するなど、OCRアプリとしてしっかりポイントは押さえてある。インターフェイスは英吾だが日本語の認識も問題ない。
今回のアップデートでは写真をインポートしてテキストを抽出する機能が加わった他、インターフェイスが刷新され、よりVoiceoverユーザーに優しくなった印象だ。価格は610円。アプリ内購入で高精度な読み上げエンジンを組み込むことができる(ただし日本語には非対応)。

そうそう、Seeing AIも V3.6のアップデートでトルコ語に対応し、トルコの通過と商品バーコードのスキャンが可能になった。AIの性能も少しずつ向上しているようで、かこに解析した写真を再分析してみると、以前より明瞭な説明文が生成されることが多いことに気づく。「写真の探索」も体感的にエラーが少なくなったような気がするな。
行きつ戻りつつ、少しでも前へ進んでいることを信じたい。

Apple、音声解説を加えたゲームのプロモーションビデオを公開。


Appleは同社のYouTubeチャンネルにおいて、Apple Arcadeでリリースされるアドベンチャーゲーム「The Last Campfire」のプロモーションビデオを公開した。記事によるとAppleがArcade作品をビデオで紹介するのはこれが初めてのことだという。
注目したいのはこのビデオ、ゲームの内容を逐一ナレーションで解説しているということ。しかも結構フランクだ。もちろん元のゲームにはナレーションはつけられていないのだが、将来、ゲームにこれくらいの音声解説が付くようになれば、全盲ゲーマーでも「TLOU2」を超えたエクスペリエンスが得られるのでは無いか。そんな妄想を掻き立ててくれるビデオだった。それだけのお話。

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