2020年12月26日土曜日

[iPhone] 牛や猫も鳴くよ。端末を動かして音楽を演奏する「Waveband Pro」。


Waveband Pro(ウェーブバンドプロ)はデバイスのモーションセンサーを活用したiPhone、iPad、iPod Touch向けの楽器アプリです。端末を左右に動かしたり振ったりすることで、画面に触れることなくさまざまな楽器を演奏して楽しむことができます。

このアプリは障害者の生活向上と障害に対する意識を高める研究活動を行っている、カナダ、ビクトリア大学の組織CanAssistによって開発されました。


主なターゲットはこれまで身体機能の制限で楽器を楽しむことができなかった人々。

細かく指を動かしたり手を大きく振ることが難しい人はもちろん、端末をてで持てない場合でもストラップなどを用い、腕や頭、車椅子に端末を固定することで楽器演奏を手軽に楽しむことができます。つまり体のどこかが動く、もしくは意思伝達装置で車椅子などをコントロールすることが可能であれば工夫次第で楽器が演奏できるというわけです。特別なインターフェイスなどが不要というのもポイントです。

もちろん画面操作が難しい視覚障害者や楽器が苦手な人にも最適。一部ラベルが付いていないボタンはありますが基本的なインターフェイスはVoiceoverで操作可能です。


Waveband Proの基本的な使い方。


使い方はとってもシンプル。

「Play existing instrument」をタップして、演奏したい楽器を選べば、音がなり始めます。端末を左右に動かしたり、前後左右に傾ける、垂直に持って振る、ひねるといった動作に応じて音階が奏でられます。周囲に注意しつついろいろな動きを試してみましょう。


ストリングスから鍵盤楽器、パーカッション、コーラス、動物の鳴き声に至るまで60種類以上の音色が用意されており、音を鳴らすだけでも面白いし、音楽に合わせてセッションするのも楽しそうです。頑張れば単独で曲を演奏することもできる、かも。筆者の環境ではうまく動作しませんでしたが、BGMにアプリ内蔵の曲もしくはミュージックライブラリの音楽を設定する機能もあります。


なおこのアプリは不要いな操作で楽器演奏が中断しないよう、バックグラウンドで動作します。つまりホーム画面に戻ったりスリープしても演奏が続きます。演奏を停止するにはトップ画面に戻るかタスクマネージャからアプリを閉じてください。

これを逆手にとって動かすたびにドラムが鳴ったりニャーニャーモーモー鳴く謎iPhoneが演出できる、かもしれません。バッテリー残量が心配ですがネタにはなるかも。


運動能力に応じたきめ細かいカスタマイズが可能。


カスタマイズ性の高さもWaveband Proの特徴です。

身体機能に合わせ動きの方向や量、反応速度などかなり細かく調整でき、音色に関してもキーやスケールなどを変更することで多様なサウンドを楽しむことができます。これらの設定は「Save」ボタンからプリセットとして保存し、ホーム画面の「My custom instrument]から呼び出すことが可能です。


加えてホーム画面の「customize an instrument」からウィザード形式でプリセットを作成したり、instrument画面からBluetooth経由でMacと接続しGaragebandと連携させたり、他ユーザーとジャムセッションを楽しむこともできるようです。詳しくはヘルプ(三つ目のタブ)を参照してください。

なおいろいろいじってわけがわからなくなったら設定(一つ目のタブ)からデータをリセットすることができます。


シンプルだけど奥が深い、みんなの楽器アプリ。


Waveband Proは一見するとiPhoneのモーションセンサーだけで楽しめるシンプルなトイ系アプリに見えるのですが、かなり奥深い、本格的な楽器アプリです。端末を動かすだけでびしっと演奏をキメられたら相当イカすのではないでしょうか。

聴覚サポート機能を持たないのが残念ですが、これまでさまざまな制約で楽器を楽しめなかった人々に音楽を演奏する経験を提供してくれる、とっても楽しいアプリです。


※iPhone 7,iOS14.3の環境で試しました。アプリ容量が大きいので注意です。


参考:Special Needs App | Waveband Pro


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

米国マクドナルド、同社のキオスク端末に「JAWS Kiosk]を導入。視覚に障害があっても音声を用いた操作で注文から支払いまでを単独で実行可能に。

画像引用元: TPGi 米国マクドナルドは2021年9月9日、、支援技術ディベロッパーであるVispero社とと提携し、同社が運営する直営店およびフランチャイズ店舗に設置されているキオスク端末に対し「 JAWS Kiosk 」テクノロジーを採用したことを発表しました。 なおここで...