2020年2月29日土曜日

[iOSメモ] Twitter公式アプリのタイムラインから海外のWebページを開いて翻訳する。


日本語ネイティブな私でも海外からの情報をキャッチできるのは、一重に翻訳ツールのおかげ。ここではiOSで海外のWebページ、特に公式Twitterアプリのタイムラインに流れているWebを翻訳して読む2通りの方法をメモしてみる。筆者のTwitterもよろしくね。
なおVoiceover使用を前提にしています。iOSのバージョンは13.3.1。

1. Twitter内蔵ブラウザとMicrosoft翻訳を組み合わせる。


Microsoft翻訳(Translator)は、Microsoftの翻訳エンジンを用いた翻訳アプリ。テキスト翻訳や音声、画像翻訳に加え、Safariの機能拡張も含まれており、Safariの共有メニューから簡単にWebページを翻訳できるのが特徴となっている。

開発 Microsoft Corporation
価格 無料
執筆時のバージョン 3.2.17B3287

・翻訳の設定

  1. Translatorを起動し「設定」を開く。
  2. 「Safari翻訳言語」を開いて「日本語」を選択。
  3. 「戻る」をタップ。

・翻訳を実行する

  1. Twitter公式アプリでリンクが含まれるツイートを選択。
  2. 上スワイプして「リンク」と読み上げられたらダブルタップ。
  3. もしくはツイートを開いてリンクをタップ。
  4. TwitterのWebブラウザが開きページが読み込まれたら「共有」をタップ。
  5. 共有アクションシートが開くので「Translator«」を探す。もし「Translator」が表示されていなければ「アクションを編集」をタップしてTranslatorを有効にする。ここで表示順序を上げておくと便利かも。
  6. 「Translator」をタップ。
  7. ページが日本語に翻訳される。必要に応じて「フォーマットのオプション」を開いてリーダーを有効にすれば、さらにVoiceoverで読みやすくなる。
  8. 「完了」をタップしてタイムラインに戻る。

この手順ではTwitterアプリに内蔵されているブラウザを用いているが、Safariでも同様の手順でページを翻訳することができる。
ただ、ページの内容によってはうまく翻訳されない場合もある。その時は以下の手順を参考にChromeで翻訳してみよう。
またどういうタイミングかは謎だが、Translator設定のSafari翻訳言語がリセットされている(英語に設定されている)ことがある。うまく翻訳されないと感じたら設定を確認してみよう。

2. Google ChromeでWebを開いて翻訳する。


ChromeはGoogleが開発しているWebブラウザ。ブラウザ自体に翻訳機能が搭載されており、表示したページをワンタップで翻訳できる。翻訳エンジンは当然Googleだ。

開発 Google LLC
価格 無料
執筆時のバージョン 80.0.3987.95

・翻訳を実行する

  1. Twitter公式アプリでリンクが含まれるツイートを選択。
  2. 上スワイプして「リンク」と読み上げられたらダブルタップ。
  3. もしくはツイートを開いてリンクをタップ。
  4. TwitterのWebブラウザが開きページが読み込まれたら「共有」をタップ。
  5. 共有アクションシートが開くので「Chrome」をタップ。環境によっては「そのた」を開くとその中に「Chrome」を見つけられるはず。
  6. 「Chromeで開く」をタップ。
  7. Chromeが起動してページが読み込まれる。
  8. 日本語以外のページを開くと画面下部に翻訳オプションがポップアップする。左した隅の「戻る」にフォーカスして左スワイプすればすぐに見つかる。ここにある「日本語」をタップする。
  9. もしくは「メニュー」を開き、「翻訳」をタップ。
  10. ページが日本語に翻訳される。

読み終わったら「タブを表示」をタップしてタブを閉じておくことも忘れずに。
なおChromeの翻訳オプションは設定の「言語」から無効にできる。また言語ごとに翻訳オプションを表示するかどうかを設定することも可能だ。

TranslatorとChrome、どちらを使うべきか。


Microsoft翻訳、少し前までは翻訳の精度的にいまひとつというイメージがあったが、最近ではクオリティが上がっているようで、かなり自然で読みやすい訳文が生成される。ただそれでもまだGoogleの訳文の方が読みやすいのも事実。
使い勝手としてはTwitterアプリで翻訳が完結するTranslatorの方が便利だが、翻訳の品質はChromeの方が上。悩ましい所だ。

ただSafariには協力なリーダー機能があるので、現時点では普段使いとしてSafariとTranslatorの組み合わせがベターかな? 翻訳に失敗したり翻訳結果に難がある、長文の時にはChromeを使う。要するに使い分けるのがよろしいのではないかと。


なおiOS版Microsoft Edgeの翻訳も試してみたが、うまく翻訳されないページが多くまだ実用的とはいえないという印象。ただEdgeはページがロードされたタイミングで翻訳を自動的に実行できたりするので今後の開発に注目したい。とことんズボラな筆者なのである。

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