2019年5月21日火曜日

iOS版radikoアプリ。Voiceoverで追いかけ再生する操作手順。

※2022年4月にリリースされたバージョン7.4.12で、放送局名をVoiceoverで読み上げるようになりました。基本的な操作方法に大きな変化はありませんが、一部を除きボタンに適切なラベルが付けられました。この記事では以前のバージョンをもとに執筆していますのでご注意ください。


一時期結構な騒ぎになった「radiko」アプリのアクセシビリティ問題。
iOS版ではバージョン7.0.6で「再生」ボタンをVoiceoverで操作できるようになり、色々な工夫をしなくてもラジオが楽しめるようになった。これも多くのVoiceoverユーザーからのフィードバックと、その声に応えてくれたradiko社の誠意ある対応の賜物だろう。筆者の体験上、フィードバックがダイレクトに改善に結びつくのはかなり珍しい。残念なことではあるのだけれど。とはいえそのほかの問題点、例えば放送局名を読み上げないなどは対応されておらず、今後も粘りつよく改善を要望していきたいところ。

さて、再生ボタンが使えるようになり、Voiceoverユーザーでもライブ放送やタイムフリー再生を普通に(これ重要)楽しめるようになった。ただ、初めのうちちょっと戸惑ったのが現在放送中の番組を遡って聞きたい時、つまり「追いかけ再生」の操作方法。通常のタイムフリー再生の時の感覚で「番組表」から番組を開いても、その画面に「タイムフリー再生」ボタンが見つからず、ライブ再生が始まってしまう。
色々試した結果、ライブ再生の再生位置を調節することで追いかけ再生に切り替えられることがわかった。Voiceoverではこの操作がちょっと複雑だったので、覚書としてメモ。もっと効率的な方法があるかもだけどまあ暫定版ということで。
なおradikoアプリのバージョンは7.0.7。今後のアップデートで操作が変わる可能性があるので悪しからずです。
いか手順。

  1. 追いかけ再生をしたい、現在放送されている番組を再生する。ライブからでも番組表からでもOK。
  2. 左した隅をタップし「ホーム」と読み上げられたら、左に数回スワイプし「arrow up gray ボタン」と読み上げられたらダブルタップする。
  3. 「arrow down grayボタン」と読み上げられたら、右にスワイプ。位置調節スライダ(「○○% 調整可能」と読み上げる部分)にフォーカスしたら、ダブルタップ&ホールド&左ドラッグする。
  4. 「聴取中の番組を追いかけ再生しますか?」と読み上げられたら、右に2回スワイプして「はい」をダブルタップする。
  5. タイムフリー再生の注意ダイアログが表示されたら「button close red ボタン」をダブルタップする。
  6. 再び位置調節スライダにフォーカスしてダブルタップ&ホールド&左ドラッグして、再生開始位置を調節する。
  7. 右に数回スワイプして「タイムフリー 再生 ボタン」をダブルタップすれば再生が開始される。再生中に位置調節スライダを動かして再生位置を変更することもできる。微調整はちょっと難しいかな?
  8. ライブ再生に戻るときなど他の操作を実行する時は「arrow down grayボタン」をダブルタップする。この操作を行わないと押せないボタンが多いのですよ!

以上です。

※「ダブルタップ&ホールド&左ドラッグ」とは?
ダブルタップした時、2回目のタップで画面から指を離さずにタップしたままにする。
少し待つと効果音が鳴るので、画面に触れたまま指を左に少し動かして指を離す。
という操作のことです。

※位置調節スライダや再生ボタンなどを見失ったら?

画面の下半分を4本指でタップし「友達に教える」と読み上げられることを確認。あとは左にスワイプしていけば、たぶん見つかるはずです。

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