2019年3月13日水曜日

タッチで写真を探索できる新機能が楽しい!「Seeing AI」3.0リリース。



Microsoftが開発するiPhone用の視覚障害者向け画像認識アプリ「Seeing AI」がバージョン3.0にアップデートされた。日本からもAppStoreからアップデートすることができる。
今回のアップデートでは、以下の3つの機能が追加されている。

1.写真をタッチして探索


これまでもSeeing AIは、撮影した写真やフォトライブラリ内の写真を解析して「何が撮影されているか」を説明してくれていたが、さらに解析した写真をタップして、その場所に何が映っているかを探索(Explore)できるようになった。
認識されたオブジェクトや人物、含まれる文字などを、タッチと音声で位置関係を把握しながら確認できる。

・写真を撮影してExploreする場合
「Channels」から「Scene preview」を選択して写真を撮影し、解析結果の画面になったら「Explore photo」ボタンをタップする。

・フォトライブラリの写真をExploreする場合
「Menu」ボタンをタップして「Browse photos」をタップ。フォトライブラリから写真を開いて写真を解析し、「Explore photo」ボタンをタップする。

・Explore photoの操作方法
「Explore photo」画面が開くと、写真の向きや認識されたオブジェクトの数などのざっくりとした説明がアナウンスされる。あとは画面をタッチして、サウンドを聞きながら写真のどの位置に何が映っているかを調べることができる。
また1本指ダブルタップでメニューが表示さレ、前画面へ戻ったりテキストの読み上げを停止する設定などが行える。

これまでは写真に含まれるオブジェクトの種別や数は教えてくれていたが、それに加えて位置関係を知ることができるようになり、さらに写真の楽しみが広がりそうだ。
例えば旅先で撮影した写真を解析して花や建物、人物がフレームから外れていないか確認したり、セルフィー写真がちゃんと撮れているかチェックする、といった使い方もできるだろう。

2.iPadネイティブ対応


これまではiPhoneのみの対応だったが、このバージョンからiPadにネイティブ対応し、ユニバーサルアプリとなった。
先述の「Explore photo」機能はiPadの大きなスクリーンの方がより精密な操作ができるだろう。またiPhoneを持たないユーザーや、iPhoneを持ち込めない場所でもSeeing AIを活用できるようになる。

3.Channelsのカスタマイズが可能に


Seeing AIの認識モードはメイン画面の「Channels」から切り替えるが、これまではこの切り替えスイッチは順番が固定されていた。今回のアップデートでこの切り替えスイッチをカスタマイズできるようになり、使わない機能を非表示にしたり、順番を入れ替えられるようになった。

カスタマイズするには、「Menu」>「Settings」>「Reorder channels」を開き、Channelsのチェックボックスで機能の有効/無効を設定。ドラッグもしくはカスタムアクションメニューから並べ替えできる。


写真の楽しみ方が変わるかも?


他にも「People」の顔認識登録機能がメイン画面から行えるようになるなど細かい改良点が施されているようだ。肝心のAIも結構賢くなっているような気もしなくもない。この辺りはもうすこし検証が必要かも。

今回のアップデートの目玉はやはり「Explore photo」だろう。
まだちょっと触っただけだが、タッチと音声で写真を2次元的に楽しめる体験はかなり新鮮。色々な写真をインポートしてExploreしまくりたい衝動に駆られてしまう。
これまで視覚障害者が写真を理解するには「触図」を用いるしか方法がなかったが、タッチと音声によるSeeing AIの新機能は、触図の完全な代替にはならないものの、視覚障害者と写真の関わり方を大きく変えるものになるかもしれない。

日本語への対応は今回も見送られてしまったのは残念だが、この新機能だけでも体験してみる価値は大いにあり!と思いますよ。

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