2018年11月14日水曜日

アリババ、視覚障害者を支援するスマホアクセサリを開発中

中国のeコマース大手であるアリババは、清華大学と共同で、視覚障害者が同社のサービスをより快適に利用するためのスマートフォン用アクセサリ「スマートスクリーン」を開発し、2019年のリリースに向けてテストを続けているとTechCrunchが伝えている。 このシリコン製のシートをスマートフォンのディスプレイに貼り付け、対応するアプリを利用すれば、スマートシート上に用意された3つの触覚ボタンから「戻る」や「確認」といった頻繁にアクセスする機能を実行できるようになるという。仕組みとしては極めてシンプルだ。 視覚障害者がスマホを操作するには、基本的に「Voiceover」や「Talkback」といった音声読み上げ機能と特別なジェスチャを使用するが、これに「触覚」インターフェースを追加することで、アプリの操作を効率化させよう、というコンセプトのようだ。 スマホの画面にシールなどを貼り、操作を効率化させるというのは視覚障害者の間では定番のハック。筆者もiPhoneの「日本語かな」キーボードの「な」と「小文字・濁点」キーに、薄型の凸点シールを貼り付けて利用している。 ただこれ、あまり貼りすぎると他のアプリを使うときにジャマになるのだが、Alibabaはあえて自社アプリ専用として作ってしまうあたり、大胆である。現時点ではショッピングや電子決済など3種類のアプリで使用でき、順次対応アプリを拡充する予定とのこと。 このスマートスクリーンはシンプルな構造ゆえ、製造原価が数セントと安価。アリババも、この製品で収益を上げるつもりはないようだ。 中国における視覚障害者は、約1,300万人とも言われている。むろん経済的な格差の問題などはあるが、その一部でもアリババのアプリを利用するようになれば、結果として大きなビジネスに繋がるかもしれない。 このプロジェクトが中国の視覚障害者にどのように受け取られるのか、とても興味深いニュースだ。

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